コンセプト
■ 経絡治療とは
鍼と灸の有効的な使い方を記したテキストとして、2000年以上前に『黄帝内経(素問・霊枢・難経)』が編纂されました。
数あるルールの中から「すべての病は五蔵の虚からはじまる」、「虚すればその母を補う」という原則に着目し、五蔵の虚に対する本治を機軸とした治療方法を組み立てているのが経絡治療の特徴です。
古典的な治療方法を実践するのはとても難しいことのように思われますが、どんなキャリアの鍼灸師にでも活用していただけるのが『経絡治療』の特徴です。初学者には初学者のスタイルがあり、ベテランにはベテランのスタイルがありますから、いつからでも始められますし、いつまでも勉強しつづけることができるのです。
■ 経絡治療 関西支部とは
「これまで古典的な治療をしたことがない」、「学校で現代中医学を習っている最中だ」、「あらためて経絡治療を勉強したい」、「もっと経絡治療を追及したい」など様々な立場の方々の勉強の場として、関西近県にお住まいの鍼灸師の方々にはぜひとも関西支部を活用していただきたいと思います。
「脈診だけで証を決めているらしい」「脈診ができなければ入会できない」という噂が囁かれていますが、そのようなことはありません。経絡治療に興味がある人でしたらどんな方にも入会していただけるように熟達度にしたがってクラス編成を行い、東洋医学の基礎理論から臨床論までをカバーしています。
基礎科、臨床科とも聴講を受け付けておりますので、お気軽にご参加ください。